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FaceRig設定説明書

ここではFaceRigでアバターを運用する上で、きれいに表示させる、
きれいに動かすことに目的を絞ってFaceRigの設定を解説していきます。
おすすめ設定なども載せていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
​下にいくほど細かい面倒な設定となっています。

​アバターのFaceRigへの導入方法

コメント 2020-05-08 014534.png
アバターファイルを入手したら、フォルダごとお使いのPCのSteamフォルダ
Steam > steamapps > common > FaceRig > Mod > VP > PC_common > Objects
の中に格納してください。
​通常はSteamフォルダはC:Program Filesの中にあると思います。
フォルダ名を変えたりすると認識しなくなるので気をつけてください。
簡単、一発キャリブレーション

簡単、一発キャリブレーション

トラッキングを自動調整.png
FaceRig画面上部の「トラッキングを自動調整」というボタンでアバターのキャリブレーションができます。
このボタンを押せば、アバターが正面を向いた状態に自動調整されます。
なんか傾いてるなぁとか、目が変な方向向いてる時とか、とても便利なボタンなので​、とりあえずこのボタンで調整するのがおすすめです。
​しかし、後述する高度なトラッキング設定を細かく設定したあとにこのボタンを押すと、せっかく設定したトラッキング設定もリセットされてしまうので注意が必要です。

アバターの画質を向上

グラフィックス.png
右のバーの「一般オプション」から、
「グラフィックスタブ」で画質を向上できます。
おすすめは解像度1280×720以上、
2Dアバターの描画クオリティーUberHighにして
​適応するボタンを押します。
パフォーマンス.png
「パフォーマンス」タブから、FPSを設定できます。
初期設定は30fpsですが、60fpsにするとヌルヌルに動くようになります。
ですが、CPUに負荷がかかるのでPCによってはカクカクになるかも知れません。CPU使用率などを見ながら無理のないように設定してください。
右のバー「高度なトラッキング」から、​「トラッカー」タブ、インプット機器のカメラの解像度を上げ、リフレッシュ率を30,追加オプションの60Hzトラッキングリフレッシュ率をオンにします。
これで認識が外れにくくなりアバターが綺麗についてきてくれるようになります。
この設定もCPU負荷になりますので様子をみて設定してください。「60Hzトラッキングリフレッシュ率」のボタンはFaceRigを終了するたびオフに戻ってしまうので、起動するたびにオンにする必要があります。

きれいにまばたきをさせる

トラッカーカメラ設定.png
行動.png
安定したパッチリとしたまばたきのための設定です。
右のバー「アバター」から、​「行動」タブ、
瞼の開閉の動きを両方重視のバー、これは両目の瞼を同期させて動かすかどうかの設定になります。
右に動かすほど両目一緒に動くためウインクができません。
左に動かすほど左右それぞれでトラッキングするためウインクできるようになります。
しかし、左に動かすほど片目だけがピクピクする、というような不安定な感じになることが多いため、
おすすめはバーの右端か右から2つ目くらいが両目が安定して良いと思います。
​合わせて眉毛の上下の動きを両方重視も右端くらいがおすすめです。
「まばたきのトラキングを有効にしてください」の
ボタンはオフがおすすめです。
オンの状態だとまばたきで目を閉じた時に一瞬止まってしまい、むしろ不自然なのでオフのほうがパッチリまばたきになります。
​このボタンもFaceRigを終了するたびにオンに戻ってしまうので、起動するたびオフにする必要があります。
高度なトラッキング設定

高度なトラッキングの設定

高度なトラッキング設定は項目が多く、どれがなにを制御しているのかわかりにくくなってますので、必要なものだけ抜粋して解説していきます。
設定を一度決めたら「オプションを保存してください」ボタンから設定をファイルとして保存できます。設定は次回起動時に持ち越されていますが、「トラッキングを自動調整」ボタンでリセットしてしまった場合などに、「オプションをロードしてください」ボタンからロードができます。

目のトラッキング

高度な目.png
右のバー「高度なトラッキングの設定」から
「表情のユニット」タブ、「目」のタブ、
「閉じた左目」「閉じた右目」でさらに細かくまばたきの設定ができます。
「インプット間隔」のピクピク動いている黒い棒が現在のトラッキングの状態で、緑色のバーの範囲を動かすことで動作を調整します。
緑色のバーの範囲が動作の限界範囲となります。
左の画像で言うと緑のバーの右端が目を閉じた状態、
​緑のバーの左端が目を開いた状態の動作を表します。
目の場合は普通に目を開けている状態で、緑のバーが黒い棒よりも少し右に来るように緑のバーを狭めます。こうすることで目をパッチリ空けた状態を維持でき、半目の状態を回避しやすくなります。
​目がうまく閉じない時は緑のバーの右端を少し左に寄せます。
「スムージング」は右に動かすほどスムーズに、しかしもったりと動きになります。
左に動かすほどキビキビとシャープに、しかしカクカクと不安定になることがあります。
項目によってバランスの良いところを探しましょう。
​目に関しては一番左のキビキビとしたまばたきがリアルに見えるかと思います。
高度な目玉.png
目線が偏る場合は、「目」のタブ、
「右目の左・右」「右目の上・下」から調整できます。目玉X、目玉Yに対応したトラッキングです。
正面を向いた状態で、インプット間隔の緑のバーの真ん中に黒い棒が来るように調整します。
​緑のバーの範囲を広くすることで目線が真ん中あたりで安定するようになります。反面、目線を動かしにくくなります。

眉毛のトラッキング

高度な眉毛の内部.png
眉毛の設定には「左眉毛の外部」「左眉毛の内部」
「右眉毛の外部」「右眉毛の内部」と4つありますが、
「左眉毛の内部」「右眉毛の内部」は眉毛を下げる動きに対応していないため、無効にしておいたほうが調整しやすいです。
「無効にする」ボタンを押すと黒い棒が動かなくなり、ボタンが「有効にする」に変化します。
高度な眉毛の外部.png
「左眉毛の外部」のインプット間隔に2つの緑のバーがあります。
右側が上に動くトラッキング、左側が下に動くトラッキングになります。
通常の状態で2つのバーが黒い棒を挟むように調整します。
実際に眉毛を上下させてみて、黒い棒が緑のバーの右端、左端に行くように調整します。
​眉毛が動きすぎる、敏感すぎると感じる場合は、緑のバーを黒い棒から離して配置すると、眉毛は動きにくくなります。
​「右眉毛の外部」も同様に設定します。

口のトラッキング

口のトラッキング

高度なトラッキング口.png
​「表情のユニット」の「口」のタブ、
「あご下ろし」は口開閉、口を縦に開ける動きのトラッキングです。
実際に口を開けたり喋ったりしてみて、黒い棒が緑のバーの右に少しはみ出すくらいでいいと思います。
うまく口が開かないときは緑バーの右端を狭めます。
開きすぎる時は広げます。
口の「スムージング」左端で良いと思います。
​なるべく敏感なほうが、音声とのラグなく自然な口の動きに見えます。
高度な口角.png
「唇を左に伸ばす」、「唇を右に伸ばす」の2つが
口角を横に開く動きをトラッキングしています。
これは「トラッキングを自動調整する」を押した状態でだいたい適正なことが多いですが、実際に口を動かしてみて動きすぎる場合は緑のバーを広く、うまく動かない場合は狭くします。

頭部のトラッキング

高度な一般体を回す、回転Z.png
「一般」タブから頭部の動きを設定できます。
「体を回す」は上半身を左右に大きく傾ける動きをトラッキングしています。
「一般」のそれぞれの項目は一度「無効にする」ことで、どの動きをトラッキングしていたかわかりやすくなります。
「体を回す」を無効にすると体が傾かなくなります。
​このトラッキングはカメラの認識野内の顔の位置を検出しています。
FaceRig起動後アバターが表示されてからしばらく(5秒程度)の間に基準値が設定されるため、起動後しばらくはまっすぐカメラに映るようにしてください。
体が傾くようであれば、黒い棒が緑のバーの真ん中にくるように設定します。
​どうしても体が傾いたまま直らないようならFaceRigを再起動しましょう。
頭をたおす、角度Y.png
「頭をたおす」は上を向いたり下を向いたりするトラッキングです。
「トラッキングを自動調整する」を押したあとだと少し動きが渋いかもしれません。
緑のバーを狭めると上、下を向きやすくなります。
正面を向いた状態で黒い棒が中央にくるように設定します。
頭をまわす、角度Z.png
「頭を回す」は首を左右に傾けるトラッキングです。
まっすぐ正面を向いた状態で黒い棒が中央にくるように設定します。
横にずらす、角度X.png
「頭を横にずらす」は右を向く、左を向くトラッキングです。
グリングリン左右を向きたい時は緑のバーを狭めます。動きすぎる時は広くします。
​正面向いた状態で黒い棒が中央に来るように設定します。
以上です。
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